さて日が経ってしまいましたが「プレデターズ」に登場する銃器の続きです。

松本人志、、、いや、ハンゾウ
日本のヤクザ、ハンゾウが持っていた銃は...

Beretta M92F inox
イタリア、ベレッタ社製のM92Fのステンレス版のアイノックスです。このM92Fは、世界中の警察や軍隊で幅広く使われており、1985年よりコルト・ガバメントに代わりアメリカ軍の制式拳銃になっている。映画では「リーサル・ウェポン」のメル・ギブソン、「ダイ・ハード」のブルース・ウィルスが使用したことによって一躍有名になり、以降、様々なテレビや映画に登場しています。
今回は銃口にコンペンセイター(発射ガスを上方に抜くことにより銃口の跳ね上がり(リコイル)を防ぐ装置)らしきものが取り付けてあるのですが...

上だけに出るはずの発射ガスが四方に出ている
こんなマズルフラッシュが出ていたのです。上下共に発射ガスが出ていたのではリコイルを抑える役には立ちません。これでは単なるフラッシュハイダー(発射時の閃光を分散させる装置)ですね。通常、ハンドガンではこんなフラッシュは出ませんし、連射も出来ませんからフラッシュを防ぐ必要もないのです。まったく意味が分かりません。考えられるのは...

初代プレデターでのシュワちゃんの発射シーン
このシュワちゃんのM16の発射シーンを真似したかったとしか思えませんね。または...M92Fの兄弟銃で連射が可能なM93Rに付いているフラッシュハイダーを真似したとか?

映画「ブロークン・アロー」でジョン・トラボルタが使っていたM93R
しかし、どう見ても形状が違いますよね。ハンゾウの92Fに付いているのはコンペンセイターの形状です。だからやっぱりおかしい...
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